一流の秘密、30問30答・MIKIKOさん

こちらも気になってて書けなかったやつです。
10日づつくらい纏めて書こうと思ったんですが・・・見事に溜まりました(^_^;)

一流の秘密、30問30答・MIKIKOさん
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1日目

Perfume、BABYMETAL、恋ダンス……カリスマ演出振付家・MIKIKOの才能を見抜いた“ある人物”とは

MIKIKOさん2月毎日更新 Q1.演出振付家になったきっかけを教えてください。



PerfumeやBABYMETALの楽曲や、TBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で話題になった“恋ダンス”など、一度見たら忘れられない印象的な振付を担当してきたMIKIKOさんへインタビュー。どのようにして「演出振付家」になったのでしょうか。



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アミューズの大里会長がプログラムに丸をつけていた

 もともと地元の広島で、高校2年生の頃からヒップホップやバレエなどのダンスを習っていました。そのうちに「教えるのと学ぶのを同時にしないか?」とスタジオのオーナーから言われるようになって、「アクターズスクール」というPerfumeが入学した学校と、もうひとつのダンススタジオでインストラクターとしてダンスレッスンを指導するようになったんです。

 レッスンでは、既存曲に振付を付け教えていたんですが、自分で構成も含め振付を作るようになったのは、アクターズスクールの発表会のためですね。その発表のために、年間50曲くらいの振付を作る必要性があったんです。発表会なので音楽性もバラバラです。宇多田ヒカルからEGO-WRAPPIN、マリリン・マンソンまで、ものすごい振り幅があって。踊り手も、小学5年生から高校3年生までのスクール生たち。その子たちのための振りを作るということで、かなり鍛えられた感じがあります。
 そこから現在の活動に至ったきっかけは、スクールの発表会をアミューズの大里会長(編集注:大里洋吉、Perfume、サザンオールスターズや福山雅治らを擁する芸能事務所アミューズの創業者)が見に来てられていたこと。発表会のプログラムに、「この振付はいいね」とPerfumeの振付も含め丸をしていたのが私の振付だったそうで。2005年に私が企画・演出・制作をして広島で上演したダンス公演の『DRESS CODE』を見に来てくださいました。本格的に演出を勉強するために、アミューズとアーティスト契約しないか?と声をかけてもらい、「演出振付家」という肩書きで活動し始めたのが、メディアに出るプロの振付師としての出発点です。

これは結構有名な話ですね。
何だかんだ言っても、大里会長は先見の明があった!と言うことに尽きます。
Perfume に関しても?
それは微妙かもですが(^_^;)


2日目

“恋ダンス”やPerfumeの振付で大注目!! MIKIKOの「演出振付家」ってどんな仕事?

MIKIKOさん2月毎日更新 Q2.「演出振付家」という職業の醍醐味は何ですか。



アーティストの楽曲やCMの振付を作る「演出振付家」として活動するMIKIKOさん。ちょっと特殊なお仕事の魅力について、お話を伺いました。



踊り手の“チャームポイント”を引き出すのがおもしろい

 楽曲の世界観を提示できることでしょうか。振付というのは、曲に対して、ゼロから動きを付けるもの。曲の最初から最後まで動きを付けるというだけではなくて、楽曲そのものを演出する気持ちで振付しています。
 世界観を作るためには、歌詞をものすごく深読みしますね。裏にある情景を膨らませていきます。例えば“この歌詞は夜の設定だから、こんな服を着て、こんなことを考えて、こんな表情をしているんだろうな……”というように。
 3分の楽曲のなかで、世界観を膨らませて、説明をするのが振付なので、踊り手がそれをどう受け取って、表現してくれるのかというおもしろさもあります。

 作詞家は歌詞を作って、作曲家は曲を作るものですが、振付家はその両方を拾って作ることができる。例えば歌詞のなかから耳に残る「きみ」という言葉を拾ってみたり、次の瞬間にはベースの音を拾ってみたり……。選択肢がたくさんあるなかで、自分の感性で音楽をリミックスできるのもおもしろさの一つです。
 そして私がテーマにしているのが、踊っている人をかわいく見せること。誰でも、踊ったときにスタイルがよく見えたり、魅力的に見える“チャームポイント”がある。振付によって、その人の一番かわいいところを引き出せたときは、ものすごく喜びを感じますね。

——踊り手のモチベーションを高めるために大切にしていることはありますか?

 具体的に伝えてあげることでしょうか。「今はこうなってるから、こういう練習をすれば、もっと良くなるよ」というように、踊り手がやることを具体的にする。そして直った瞬間にものすごく褒める。それはモチベーションを高めるためというよりも、純粋にうれしいので、喜んでしまうんですよね。
 振りを作った私が一番楽しんでいないと、踊り手も不安になってしまうと思うんです。だから、すごく上手になったら、「私が作ったものじゃないみたい!」「みんなが踊ってくれたおかげで最高になった!」って素直に伝える。 うまくいかないときでも、「どうしてできないの?」なんて責めたりしません。「そっか、ややこしいもんね」「私も踊れんもん」と共感して、「一緒に練習しよう」と、同じ方向に向かって努力をするようにしています。

”作詞家は歌詞を作って、作曲家は曲を作るものですが、振付家はその両方を拾って作ることができる”というのにはハッとしました。
どちらかと言うと、リズム主体だと思ってたんですが、確かに。
あと、できなくても責めない、って言うのは凄いですね。
のっち は褒めると伸びるタイプということだけど、そういう感じもずっとあるんでしょうね(^^)


3日目

Perfumeの踊りは何ダンス? 振付師・MIKIKOの独特な動きは“日常のしぐさ”から生まれていた

MIKIKOさん2月毎日更新 Q3.振付のアイディアは、どのように生まれるんですか。



PerfumeやBABYMETAL、恋ダンスなど、一度見たら忘れられない印象的な振付を数多く手掛けるMIKIKOさん。どんなところから着想を得ているのでしょうか。



「子どもが緊張したときは肩があがる」日常の気づきをヒントに

 私は“日常のしぐさ”を振りに落とし込むことが多いので、よく人の動きを観察しています。電車に乗っているときに“あの座り方はチャーミングだな、あの立ち方は落ち込んで見えるな”と考えたりして。例えば“子どもが緊張したときは肩があがる=かわいい”というような小さな動きを見逃さないようにして、振付に生かしたり。そういったところからヒントを得ています。

 長い間、振付をやってきて、自分なりの「型」というものが最近になって見えてきました。例えば、誰であっても、腰を左に出したときに右腕のほうの肘を張って、体全体を引っ張るようにすると、身体のバランスが取れているように見えたり。音に合わせて関節の動きをピシッと決めることで、音に身体をはめていくことができます。
 腕と足の角度を決めると変わった形でもキマって見える、というような、自分なりのアルゴリズムといいますか。日本舞踊などの「◯◯流」というのでもないですけど、私っぽい「型」を意識して振付を作っているところがあります。
 「MIKIKOさんのダンスのジャンルは何ですか?」とよく聞かれますが、自分でもジャンルは意識していません。高校時代にダンスを習っていたときも、ヒップホップとバレエ、両極端なものをいっぺんに習って「どっちかを辞めないと大変なんじゃない?」と言われていたくらい。でも私の体型には両方必要だったので、これまで勉強してきたバレエ、ヒップホップ、ジャズの要素をミックスしつつ、海外アーティストのマネではなくて、自分の体型で踊りやすい踊りを追求してきた結果、今のスタイルが出来上がったと思っています。

日常のしぐざ、常に、マンウォッチングしてる感じですね(^^)
ダンスの MIKIKO流、既に出来上がりつつあると思います。


4日目

Perfumeのダンスはなぜ人を惹きつけるのか? 演出振付家・MIKIKOが語る、「楽曲」を表現するということ

MIKIKOさん2月毎日更新 Q4.振付を作るときに大切にしていることは何ですか?



見た人がどう思うか? を常に考えているという、演出振付家・MIKIKOさん。楽曲を表現する「振付」という作業はどのような過程で、どんなことに気をつけて行われているのかを聞きました。



振付は、楽曲の第一印象と同じくらいインパクトを与えるもの

 振付を作る過程としては、まず曲をいただきます。一番大切にしているのは、最初にその曲を聴いたときの第一印象を忘れないようにしておくこと。明るい曲でも、なぜか切なく聴こえることがあるんですよね。それを覚えておいて、振付を作るときに表現する。
 振りを見るときの第一印象は、その曲を聴いた第一印象と同じくらいのインパクトだと思うんです。だから、私が解釈し提示した振付が、振りを見た人のイメージを超えていけるようにしたい。もちろん、歌詞を理解するために曲を聴き込む……ということはありますが、あまり聴き込むと深読みし過ぎてしまうので、共感が得られにくくなってします。そのバランスは常に心がけています。

 歌詞がない曲に振付する場合もあります。そのときは、設定に合わせていますね。リクエストが「人間がロボットアームを操っているように見せたい」というお題だったら、ダンサーの動きもロボットアームっぽくして、共鳴しているように見せるような振付を作ることもあります。振付にかかる時間はケースバイケースですが、短いときは一日で作らなければならないこともあります。
 歌い手がグループの場合には「歌割り」(編集注:ボーカルが複数いる場合、楽曲のなかでそれぞれの担当パートが割り振られること)の制約もあります。例えば、Perfumeのような3人組の場合ですと「このパートはあ~ちゃんがセンターで歌っているけど、次のパートはかしゆかがソロだから、それまでに彼女をセンターに来させなくてはならない」というような。あるいは、「のっちのソロパートだけど端っこにいるから、他のふたりは低いポジションにして、のっちだけを立たせて目立たせよう」などのフォーメーションです。そういうことを計算した上での振付なので「グループのメンバーが誰か欠けると踊れない」とはよく言われます。

曲の第一印象、大事ですね!
僕も新曲の一発目の感想は書き留めるようにしています。
すぐに慣れて忘れますからw

歌割り の制約、確かに、物凄く難しいんだろうな、と改めて思いました。


5日目

Perfume の名曲『チョコレイト・ディスコ』ダンスの誕生秘話を、振付師MIKIKOが明かす

MIKIKOさん2月毎日更新 Q5.独特なMIKIKO さんの振付の「原型」はどのように生まれたのでしょうか。



Perfume がデビューした当初は、振付の勉強ためニューヨークへ留学中だったという演出振付家のMIKIKO さん。名曲『Baby cruisng Love』や『チョコレイト・ディスコ』の振付誕生の裏には知られざる苦悩がありました。



ニューヨークからのビデオレターでPerfume に振付を教えていた

 原型が完成したのは、 10 年前、ニューヨークに留学していた頃でしょうか。アミューズの大里会長が「ニューヨークに行ってこい」と、背中を押して下さって、演出と振付の勉強をする機会をくださったんです。
 当時の私はブラックミュージックが好きだったし、広島でもヒップホップやバレエなど、西洋のダンスを幅広く習っていたので、欧米の影響をすごく受けていました。でもニューヨークでダンスレッスンを受けて、現地のヒップホップカルチャーをつくった人たちの中に入ってみると、余計、自分の日本人の要素が際立ってくる。モノマネしてても、絶対にダメなんだと現実に直面しました。

 そしてちょうどその頃、ニューヨークにいながらPerfume の『チョコレイト・ディスコ』や『Baby cruising Love』の振付を作っていました。そのときに考えたのが、ニューヨークにいるからといって、その影響を受けた振付にはしないこと。自分が自分らしく自然に踊れる振りを研究して、Perfumeに踊ってもらいたいと思っていました。やっぱり、自分の一番踊りやすい振付ができてるのがPerfume なんです。Perfume にとっては、私が初めてのダンスの先生で、きちんと最初から私の踊りのルーツを教えられていると思っているんですね。私が踊りやすいものは、彼女たちもきっと踊りやすいはず。そう信じて作った振付だったので、ちょうど彼女たちに似合う振付になれていたのではないかと。
 うれしかったのは、そうやって作った振付をPerfume3人の体を通して世の中に出したら、きちんと響いていたことです。ニューヨークから日本に帰ったら、『チョコレイト・ディスコ』がブレイクして、日本で受け入れられていた。日本に戻る前は、日本人として何をするべきなのかということを悩んでいたんですが、そこで「原型」ができた感じはあります。
 ニューヨークから日本にいるPerfume にどうやって振付を教えていたかというと、ビデオテープを航空便で発送するというアナログなやり方です。ニューヨークのアパートで、家具をどかしてビデオカメラを回して、考えた振付を自分で踊りながら口で説明するというのを、延々と8時間ぐらい。「あ~ちゃんは、ここで前に来ます。このときゆかちゃんとのっちはこっちのほうで……」とフォーメーションを説明しながら踊る、という映像。もちろんひとりで3人分の振付を説明します。昼間から始まったビデオが、夜になっていくというのは、今では笑い話になっていますが(笑)。

先生が Perfume に踊って欲しかった、というのは初耳でした。
相思相愛(^^)
あと、ビデオでの振り付け、関さんも驚愕したという伝説のエピソードですねw


6日目

「BABYMETALのメンバーは想像することが大好き」演出振付家・MIKIKOが語る、振付が輝きだす瞬間

MIKIKOさん2月毎日更新 Q6.踊り手の魅力を最大限引き出すために重要なのはどんなことですか。



「踊り手の魅力を引き出すことができる」のが振付師の醍醐味だと語るMIKIKOさん。振付も洋服と同じように、「似合う・似合わない」があるんだとか。



「あの山を目指すときの目をしてみて」物語のように伝えることも

 踊り手に振付を渡したときに、その人が「踊りに入り込めているのか、入り込めていないのか」を見極めることが大事だと思っています。洋服と同じで、「自分が似合っていると思うか、思っていないのか」で、踊り手のテンションがまったく違ってしまう。振付の練習は鏡に向かってひたすら作業をするものなので、鏡に映ってる自分がかっこいいか、かっこよくないかで気持ちが入り込めるかどうかも変わってくるんでしょうね。それは振りの良し悪しによることもあるので、新しい振りを渡したときに「この子、この振りもらってテンション上がってるかな?」って気にしてます。

 稀に、私が用意していった振付がその人に似合わない、ということがあって。自分に似合っていると思っていないと、動きがぎこちなくなるし、踊ってる本人が「変だな」と思うと、見る側の心も動かせない。
 ただ最初は難しくても練習すれば絶対似合うようになることももちろんあるので、その見極めが重要です。どうしても似合わないときは躊躇せず、振りを減らしたり、動きを修正するようにしています。
 踊り手への伝え方も重要です。想像力に訴えかけるような伝え方をするとうまくいくことが多いですね。例えば、「あっちのほうに、ものすごく高い山が見えるんよ。そこを目指しているときの目をしてみて」というように、物語のように伝えることもあります。また、普段の会話の延長として「◯◯ちゃん、喋ってる時にこんな仕草をするでしょう。あの感じがいいんだよね」というような伝え方をすると、瞬時に理解してくれたり。とくにBABYMETALのメンバーは想像することが大好きで頭が柔軟なので、そうした説明の方法ひとつで、一気に踊りが変わってしまうこともあります。振付というのは、踊り手の想像力も必要とされることなんですよね。

テンション上がってるかな?と気にする。
何をするにもモチベーションは大事ですね!
どうしても似合わない時は、フリを減らす。いわゆる引き算!最近よく言われてますね。


7日目

星野源のすごさを演出振付家・MIKIKOが語る「ダンスを飾りとしてではなく、音楽として、楽器として捉えている」

MIKIKOさん2月毎日 Q7.女性の振付にこだわっている理由は?



Perfume、BABYMETAL、そして女性だけのダンスカンパニー「ELEVENPLAY」……振付の対象のほとんどが女性という演出振付家MIKIKOさんが表現しようとしている“女性像”とは。



女性から見て愛おしいと思える「女性らしさ」の研究を

 そもそも私自身が、男性の振付をするのがあまり得意じゃないと思っていまして......。女性に振付をするほうが好きなんです。女性の振付をするということ、それは女性「らしさ」の研究でもあります。
 私が目指している「女性らしさ」というのは、「性」を前面に出さないものです。体のラインを強調するとか直接的な色気ではなく、同性が見て好感の持てる女性らしさを追求することです。例えば、女性って、すっぴんで髪 が乱れてるときのほうがハッとするほど綺麗、ということもあるじゃないですか。激しく踊った後に一瞬見えた隙にドキッとするような......。あるいは、めちゃめちゃあせってて余裕がない女の子の仕草にクスッと笑えるようなチャーミングさを感じたり。

 そういう、女性から見ても愛おしいと思えるような、 好感を持たれる女性らしさの研究しています。
 基本的に私は、女子校で育ったこともあり、女の人はめんどくさい生き物だって思っているんです(笑)。学生時代には女同士のしがらみが嫌でしょうがなかった。女性の年上の先輩にもすごく緊張していましたし、友達関係も「なんて大変なんだ」と辟易していたものです。その点、男の子同士の友情はさっぱりしていて、楽しそうでうらやましいなって今でもすごく憧れています。
 でも、せっかく女性として生まれてきたわけですし、振付をしたいと思う対象も女性なので、せっかくだからそんな気持ちの矛盾も含めて、研究してみようと思っています。

――男性というと、唯一星野源さんの振付をされていますね。

 星野さんはどちらかというと中性的な雰囲気をお持ちの方なので、私の振付でも違和感なくはまったのではないかと思います。もともと大人計画で舞台役者をしていらしたし、身体能力も高く踊れる方なんです。ご自身が作詞作曲をされているので、ダンスを飾りをしてではなく、音楽として楽器として捉えていらっしゃるので、楽曲にしっかり馴染んで成立しているんだと思います。

確かに、女性が男性のフリを考えるのは難しい気がします。
でも、その違和感があって、逆に新鮮な部分もあるのかも?とも思いますが。
源さんは中性的?
めちゃくちゃスケベですけどねw


8日目

「舞台で息を切らしているところは絶対に見せない」演出振付家・MIKIKO が語る、絶対にやぶれない舞台作法

MIKIKOさん2月毎日更新 Q8.意図的に難易度の高いダンスを作ることもありますか?



さまざまなアーティストの振付を手がけるMIKIKO さん。その中には高度なダンススキルが求められる難しい振付も多く、見る側を楽しませてくれますが、そこにはどんなねらいがあるのでしょうか。



ファンの予想をいい意味で裏切って、楽しんでほしい

 Perfume やBABYMETAL のファンの方たちの予想を、いい意味で裏切れるように、っていうのを楽しみながらやっているところはあります。ファンの方たちがさんざん曲を聴きこんだ後に、ミュージックビデオが公開されて、さらにその後ライブがあるので、ファンの方たちの脳内では「どんな演出なんだろう」と、ものすごくシミュレーションがされていると思うんです。そうしてライブで初めて実際に踊っているところを目にするわけですから、その予測の上をいきたいな、と。

具体的には、「存在しない音」の振りを加えてみたりしていますね。音が終わったあとに、決めのポーズを入れたり。そういう、見る人が“想像しなかったところ”を入れるようにするのがこだわりです。見る人によって、あえて直球で来てほしかったり、かといって直球過ぎると「また一緒だね」と思われることもあるので、そのバランスを取るのが難しいところですが、期待に応え、予想を裏切れるかがやりがいでもあります。

――MIKIKO さんが作るダンスはものすごくハードな動きを、クールな表情で踊るという印象があります。

 それは“鉄則”です。歌舞伎でもそうですが、舞台上でパフォーマーが息を切らしているところは絶対見せず、後ろを向いた瞬間に「ふっ」と静かに息を吐く。そして表を向いた瞬間には「何でもないですよ」という表情でお客様の前に戻ること。激しく動き回る長時間のライブは例外ですが、ステージ上では水を飲まないなど、他にも鉄則はいろいろあります。そうした舞台作法というものは、どんなに時代が進んで、テクノロジーが高度になっても、昔ながらの技術や作法として残していきたいと思いますね。

ええ、ええ、楽曲もダンスも、いつも予想の斜め上を行かれてます。
かしゆか が聴こえない音、って言ってましたが、本当に存在しない音もフリに加えてると!
あと、Perfume が口を開けて息をしているのを殆ど見た事が無い、というのはファンになり始めの当初から感じてました。
やはり、Perfume の掟、だったんですね!


9日目

Perfumeの振付師・MIKIKOはなぜダンサーから転身したのか?「客席の後ろから舞台を見ているほうが興奮する」

MIKIKOさん2月毎日更新 Q9.MIKIKOさんご自身がダンサーをやってみたいと思うことはありますか?



元々はプロのダンサーとして活動をしていたMIKIKOさん。演出振付家になった今、もう一度踊り手になりたいと思うことはあるのでしょうか。



踊ることに命をかけている感情への憧れは常にあった

 私が演出振付家になる前は、アクターズスクールでインストラクターをする一方で、プロのダンサーとして活動していました。ダンスコンテストに出場して優勝したり、MAXのバックダンサーのオ ーディションを受けて「VAX」というユニットを結成し、全国ツアーや紅白歌合戦に出場したり......。
 ステージから見る景色の素晴らしさや自分を磨くことの楽しさを感じてはいたものの、 表舞台に立つよりも、裏側で舞台を作るほうが好きなことにあるとき気がついたんです。幼いころから楽屋や舞台裏を見るのが好きだったことが根底にあるのかもしれませんが、客席の後ろ、操作卓側から舞台を見ているほうが興奮するんです。

 何かを積み重ねていく作業は好きなので、自分が踊ることに対してには、練習をすればするほど上達するというおもしろさはありました。でも私は「ダンスがないと生きられない」という人間ではなかったし、踊ることに命をかけている周りの人との温度差みたいなものと、その感情への憧れみたいなものは常にあって。いつか興奮することに出会えたらいいなと知らず知らずのうちに探していた気がします。その興奮ポイントを「作ること」に見出せた今は、自分がステージに立ちたいと思うことはまったくないです。
 でもそれは自分が表現をしたくないということではないんです。表現をするために、自分の身体を使うのではなく、身体を使う相手を演出するほうなんだって完全に切り替わってしまっている、という感覚です。ですので、ダンサーとしてではなく、演出振付家として舞台を作ることに情熱を注いでいきたいなと思います。

自信が踊って表現する、っていうのも多少やってみたいだろう、と思ってたけど、やはりそれはもう、
ELEVENPLAY がそのものを表現してくれてるし、完全に演出の方がおもしろいだろうな!というのはわかります。
そりゃ、自分がプロデュースしたステージを観て、観客が興奮してたら、何倍も興奮するでしょう!


10日目

数多の振付を生み出すPerfumeの振付師・MIKIKOはなぜ“スランプ知らず”なのか?

MIKIKOさん2月毎日更新 Q10.スランプに陥ったときはどのように乗り越えていますか?



アーティストの楽曲やCMなどの振付、舞台の演出など、日々膨大な仕事と向き合っているにもかかわらず“スランプ知らず”という演出振付家のMIKIKOさんに、仕事がうまくいくコツを教えていただきました。



毎回、絞り出すようにアイディアを湧かせている

 実は“スランプ”ってどういう状態なのかよくわからなくて(笑)。「今日はテンションが低いな……」という日はありますけど、「どうしても振付が思いつかない!」ということはないです。
 なぜなら「思いつかなくてもやらなきゃいけない」と開き直ってるから。アイデアが湧いてくるのを待つのではなく、毎回、どうにかしてアイディアを湧かせています。吐くように、絞り出すように考えています。私には向いていないんじゃないかと思うときもあります。でも、何かを作るときって、みんなそうなんじゃないかと思います。
 演出に関しては、「成功させる」ということ以外に選択肢がないので。スランプということは、考えたことがないですね。

——仕事が思うように進まないとき、どんな考え方をすると乗り越えられますか。

 やれば終わる。それに尽きます。絶対、やれば終わるんです。やらないから、終わらない。実際に取りかかる前ってすごく嫌ですよね。「終わらないかもしれない」とか考えてしまって。だからやらない、というだけで、始めないから悶々とするんだと奮い立たせて頑張っています(笑)。

 ミスをしたときにも、「他人はそんなに私のことを気にしていない」と思うようにしています。ミスをして落ち込むのって、人からどう思われるかを気にしているからなんですよね。昔は気にしがちな性格で、「こんな風に思われているのかもしれない」と人の目を気にして悩むことも多かったんですが、「自意識過剰じゃない?」って言われたことがあって、ハッと気が付きました。自意識過剰ほど恥ずかしいものはないですよね。それ以来、落ち込む時はとことん落ち込んで、切り替わるのを待って、パーンと開き直るクセを付けるようにしています。仕事の仕方も考え方も、クセをつけるとラクになると思いますよ。

スランプを感じない、成功させるしかない!
しっかりやれば、いい反応は必ず帰ってくる、ということですね!
始めないから終わらない!
身につまされます(^_^;)
コツコツやっていれば、必ず終わる!、そう思います。
時間が足りない時もあるけれど、先ずは始めることですね!


11日目

「ほとんど音楽を聴かない」Perfumeの振付師・MIKIKOの意外すぎるプライベート

MIKIKOさん2月毎日更新 Q11.プライベートではどんな音楽を聴いていますか?



日々大量の音楽に触れて、作品を生み出している演出振付家のMIKIKOさん。仕事から離れている時間はどんな曲を聴いているのでしょうか。



家ではリズムがない静かな曲でリラックス

 ずーっと音楽を聴く仕事なので、実はあまり、プライベートでは音楽を聴かないんです。よく驚かれるんですが……。音楽を聴くと、そちらに気をとられてしまうので、何かを聴きながらものを書くということもできない。私のダンスカンパニー「ELEVENPLAY」ではNOSAJ THINGさんのミュージックビデオを作ったり、舞台公演でAmetsubさんやevalaさんに音楽を書き下ろしていただいたり、ビートミュージックのシーンとすごく接点があるんですが。そうした公演や、ダンスレッスン、振りを作る時にはメリハリのあるビートミュージックを聴くことが多いですね。

 だから逆に、仕事を離れるときには静かなほうがよくて。家でも無音のことが多いですね。聴くとすれば、リズムがない、静かな曲。全ての仕事が終わって、ストレッチをするときなどに、コトリンゴさんやYJY(Young Juvenile Youth)さんをよく聴いています。
 まあ、そもそもわたしにプライベートがあるのかな?という……。これといった趣味もないですし。昨年、自動車学校に通って、運転免許を取ったのが仕事以外の活動と言えるかもしれません。自動車学校に通うのは、楽しかったですよ。今やもう、人に何かを習うということがほとんどないですから。予約を取って、キャンセル待ちをして、そういう過程が新鮮ですごく楽しかった。そういうことはありますが……あまりプライベートの思い出はないかもしれない。なんだかかわいそうな人みたいですね(笑)。

家では無音!これは意外でした!
確かに、嫌と言うほど常に音楽を聴く仕事ですからね。
雑念が入るのを避けたいと言うのもあると思います。


12日目

Perfumeの振付師・MIKIKOの“裏側好き”をつくった原体験「ドキュメンタリーやメイキングが大好きだった」

MIKIKOさん2月毎日更新 Q12.幼い頃から舞台やミュージカルを見ていたというMIKIKOさん。今でも印象に残っている作品は?



自らが舞台に立つよりも、舞台に立つ人の演出を裏側でするほうが好き、という演出振付家のMIKIKOさん。そんな彼女の根底にあるのは幼いころの感動なのかもしれません。



舞台に裏側があることを知ってわくわくした子ども時代

 広島で育った幼い頃から、母がよく舞台を見に連れてってくれていました。「親子劇場」という会に母が入会していて、指人形からミュージカルまで、広島に来たいろんな舞台を見せてくれていたんです。

 舞台自体よりも大きな影響を受けたのは、父が広告代理店で働いていたので、子供のころにライブを関係者席で見られたり、舞台裏を見られたことだと思います。広島市で開催される「フラワーフェスティバル」という大きなお祭りがあるんですが、楽屋やステージ裏を見せてもらえたことがあって、ものすごく興奮しました。「ミポリンが明日この楽屋に来るんだよ」なんて言われて、「舞台に裏側があるんだ!」ってことを知って驚きましたし。「ステージに出る前に?この部屋で?えーお化粧とかするんだ!」って、世界の秘密を覗き見たような気分だった。
 振付師という職業を知ったのも、米米CLUBのライブを裏で見せてもらったのがきっかけです。確か振り付師の方がダンサーもやられていて、その時にはじめて「振り付け」という言葉を覚えました。踊りを作る人がいるんだーと感動したのを今でも覚えています。普通の広島の子が知らないことを、たくさん教えてもらいました。
 今思えば、そんな幼いMIKIKOちゃんはドキュメンタリーやメイキング映像を見るのが好きだったんです。舞台を客席から見るのも好きだったけど、舞台から降りた人が通る道を見るのがおもしろかった。根底にこういう経験があって、今につながってるのかもしれませんね。

やはり、両親の影響、というのか強いんですね!


13日目

演出振付家・MIKIKOのブレない信念「万人に受けなくても、たったひとりの人生を左右するものを作りたい」

MIKIKOさん2月毎日更新 Q13.MIKIKOさんにとっての恩人は誰ですか?



広島でのダンサー時代から演出振付家への転向、ニューヨークでの留学……。Perfumeの振付師として注目を浴び、昨年恋ダンスやリオ五輪閉会式の演出で話題沸騰となったMIKIKOさんの活躍の裏にはたくさんの人によるかけがえのない支えがありました。



「これじゃ絶対通用しない」と叱咤激励をくれる大里会長

 たくさんいらっしゃるので、どの方も大切ですが……中でも、広島から東京に出る背中を押してくれたアミューズの大里洋吉会長の存在は大きいですね。広島の発表会で、プログラムのなかの私が振付した演目に丸をつけてくださっていて。「私の振付をいいと思ってくれる人がいるんだ!」とそのとき初めて知ったので。東京の、エンターテイメントの第一線で活躍されている方が、認めてくださるなんて、とすごく勇気をもらいました。ニューヨークに演出の勉強に行けと言ってくれたのも会長なので、そういう意味でも恩人です。

 会長は、いつも叱咤激励してくれます。「これじゃ絶対に通用しない」と言ってくれるのも会長です。すごくはっきり言ってくれるんですよ。「ニューヨークで作品をひとつ書いてこい」と言われて、日本に帰ってきて書いたものを見せたら、それはそれは叱られました(笑)。やっぱりアミューズはエンターテインメントの会社なので、「万人受け」ということを叩き込まれるんですね。でも私はすごくそれに拒否反応があって。それで自分の表現を追求する場所としてダンスカンパニー「ELEVENPLAY」を結成したということもあるんですが。私は万人に受けなくても、ひとりの人生を左右するくらい、心に刺さるものが作れれば嬉しいと思っています。それが結果、世の中に刺さるものになっていたら嬉しいなと思ってやっています。いつか会長が「完璧!」と喜んで泣いてくださるような作品を作るのが目標でもありますね。

やはり、大里会長の言葉は正しかった、ということで!


14日目

Perfumeの振付師・MIKIKOに訪れた転機「辞める楽さと苦しさ、どっちを選ぶ?と迫られているような1年間だった」

MIKIKOさん2月毎日更新 Q14.MIKIKOさんにとっての人生の転機を教えてください。



演出振付家として順風満帆に成功を積み重ねているMIKIKOさん。「自分の軸」を見つけることができたというニューヨークでの体験についてお話しいただきました。



「私は何をやりたいのか?」と自問自答を繰り返す1年間だった

 大里会長(アミューズ)の薦めでニューヨークに1年間留学したときでしょうか。当時29歳で、30歳になる年に渡米しました。毎朝語学学校に行って、午後はダンススタジオでダンスを習い、夜は舞台を見に行ってレポートを出すという生活。小さな舞台から、そのとき流行っていた舞台まで、とにかくたくさんの舞台をひたすら見て勉強する。なにもかも自由な生活でしたが、だからこその怖さも知りました。
 日本にいたときは、広島時代にはたくさんの生徒がいて、「MIKIKOさんMIKIKOさん」って憧れてもらえていて。東京にも仲間がいて居場所があって。でもそういうものは結局、人が作ってくれていたものなんだと、ニューヨークにいてわかりました。ニューヨークでは誰ひとり私のことを知らないし、私が頑張ろうと怠けようと誰にも迷惑をかけない。そんな場所で「私は何をやりたいのか?」とひたすら自問自答していました。ニューヨークには夢を叶えに来ている人が、ものすごくたくさんいて、そのエネルギーに押しつぶされそうになる。ああ、私には何もない、と考え込む日々だったんです。

 でも、だからこそ、どうやっても生きられるんだ、と気づけたんですね。ここで誰にも迷惑をかけず、バイトをしながら生きることもできるじゃないか、と。誰にも知られず、存在の意味をなくすことの楽さもある。頑張るのを辞めるのは楽だけど、苦しさもあって、あなたはどっちを選ぶ?って選択を迫られているような1年間でした。そこでやっぱり、私は表現していきたいんだって思ったんです。
 その自問自答していくなかで、日本にいるときに憧れていた、ヒップホップなどのアメリカのカルチャーに対する自分なりの距離の取り方がわかりました。また、世界中からブロードウェイのミュージカルを見るために集まった人の中に混ざって客席にいる自分をすごく悔しいと思う時もありました。自分の「好み」は何なのかも研究しながら過ごしていました。そうやって、考える時間がたくさんありました。
 そこでいつからでもやり直せると開き直れたので。世の中の人が私をどう捉えても、それは私ではないから、気にならない。自分と徹底的に向き合った結果、人の目を気にせずに、自分のやりたいことをやろうと、腹が括れたことが、大きな転機だったと思っています。

やはり、ニューヨークは修行で、しかも、凄くいい経験だったと!
その悩んでる中での、Perfume への振り付け。
これは、Perfume 側もお願いして MIKIKO先生にしてもらったという、遠いながらも意思の疎通があったようで面白いです(^^)


15日目

Perfumeのすべてを知り尽くす演出振付家・MIKIKOが明かす感謝の気持ち「なにがあっても助けようと思う」

MIKIKOさん2月毎日更新 Q15. MIKIKOさんにとってPerfumeはどんな存在ですか?



新曲『TOKYO GIRL』をはじめ、Perfumeの全楽曲の振付を担当しているMIKIKOさん。広島のアクターズスクール時代から今日にいたるまでの十数年間、ともに過ごしてきた彼女たちへ今、思うこととは。



Perfumeがいなければ振付を発表することもできなかった

 もう16、7年の付き合いになるでしょうか。苦楽を共にしてきたというか、夢を叶えるまでの大変さも、夢を叶えた後の大変さも、現在も。たくさんの喜びを教えてもらいながら、彼女達と全部を共にしてきていますから。もはや家族の領域ですね。
 そして、私が今、こうやってインタビューを受けられるのも、Perfumeのおかげです。Perfumeがいなかったら、私がやりたい振付を世の中に発することはできなかったので、そういう意味でも感謝しています。だからこの先、なにがあっても助けようとも思っています。もしも彼女たちがPerfumeを辞めることがあったとしても、その気持ちは変わりません。

——Perfumeとともに、広島を背負っているという思いはありますか?

 広島代表だと思っているわけでもないんですが……。東京に来る前は、ずっと広島にこだわっていたんです。週に2日だけ東京に通って、5日は広島という生活を続けていた。「場所は関係ない、どこにいても活躍すれば呼んでもらえる」ということを広島の子に言い続けてきて。広島というのは、情報量が少ない分、濃度も濃くなるというか。訓練ができる場所なので、広島にいると踊りが上達するんです。
 広島にいれば、ひとつのことに集中できるし、ちょっとしたことを楽しめるし、ちょっとした舞台に出るチャンスも喜べるから、感謝の気持ちも大きくて……という理由もあって大好きだったんですけど。プレイヤーとしては最高の条件がそろった場所でしたが、私は演出家になりたかったので、どうしても活動の場を東京に移す必要があった。ただ、私が教えた子たちが「広島にいるのは間違ってるんじゃないか」と思ってしまうのは嫌だったんです。だから演出家として、振付師として、MIKIKOさんは東京に行った意味がきちんとあったんだ 、という姿を広島に届けたいと思っていた。そういう思いは今も忘れないようにしています。

振り付けを発表するPerfume
これは、中田さんも同様だと思います。
Perfume が居なければ楽曲も評価されない。
お互いにいい関係、win win で、更に仕事の面で大躍進できてるから、もう、家族以上でしょう。
広島に拘る気持ち、わかります。
でも、やはり披露する機会は圧倒的に東京の方が多いですね。
ファン活動してても、他のアイドルとかのコアな活動を見られるのははやり東京に偏るのは仕方ないところだと思います。


16日目

「逃げ恥」恋ダンスが劇的にうまくなるコツを振付師・MIKIKOさんが特別に教えてくれた

MIKIKOさん2月毎日更新 Q16.“恋ダンス”の上達のコツを教えてください。



昨年大ブームを巻き起こしたドラマ「逃げ恥」の“恋ダンス”。忘年会や新年会で披露した、という方も多いのではないでしょうか。恋ダンスを振付した演出振付家のMIKIKOさんに、ダンス初心者でも楽しく覚えて踊れるようになるコツを聞きました。



「胸の中」は「ドキドキドキ」 擬音に置き換えると楽しく覚えやすい

 「角度」がポイントですね。手足の動きだけでなく身体の角度をマネするとそれっぽく見えます。例えば“恋ダンス”イントロの「チャ~チャ チャチャチャチャ」という部分、手の動き以外に注目していただくと、身体の向きを少し左にふっていたり、上半身を前に傾けたりしているのがわかると思います。新垣結衣さんバージョンはそういう角度を気にしない踊り方でそれもカワイイですが、もっと追求したい方は「角度」を気にしてみてください。上半身と下半身の向きや、視線の角度も大切です。顔は前を向いているけど、視線は右頬の方から見ているとか、顎で見ているとか。顔の角度にもいろいろあるので、体全体の角度に気をつけてみるといいと思います。

——振りの順番を覚えるコツはありますか?

 振りを自分の覚えやすい擬音に置き換えると、覚えやすくなる人も多いですね。例えば“恋ダンス”のサビなら、自分の胸に向かって手を前後させるしぐさは「ドキドキドキ、ドキドキドキ」とか。両手を頭の上に置いて小指から折り曲げていくところは「みみ、ソファミレド」、続けて「窓を、開けて」というように、動きに言葉を付けて覚えていく。自分なりに「らっちゃっちゃ、らっちゃっちゃ」というように、言葉を付けて置き換えていくと、楽しみながら覚えられると思います。
 私が振りを作るときは、歌詞の意味からとっていることも多いので、歌詞をイメージするのもいいと思います。歌詞が「胸の中」だからドキドキしていたり、「君の中に」では中に入っていくみたいなしぐさをしています。「距離の」では距離を測って、近づいてきて、「指の混ざり」では指に、「頬の香り」では頬に、というように関連した動作をしています。「夫婦を越えてゆけ」で、越えていく動きになると。そうやって改めて“恋ダンス”を見ると、「あ!」と気づくことがあると嬉しいです。

やはり あ~ちゃん がよく言う、擬音でのダンスの覚え方。
3:5:6:9 で、ダンスの確認してるときには、時折3人が音楽が無い中言ってて面白かったですw


17日目

PerfumeやBABYMETALの振付師・MIKIKOが教える、1秒でできる美しい立ち姿の作り方

MIKIKOさん2月毎日更新 Q17.簡単にできてキレイに見えるポージングのコツを教えてください。



美しい立ち姿は一瞬で好印象を与えます。ほんの少し意識するだけで劇的に見違えるポイントを、人をより魅力的に見せる身体のディレクション(=ポージング)のプロ・MIKIKOさんに聞きました。



片膝を内側に曲げるだけで立ち姿が美しくなる

 座っているときに膝を閉めることを意識されている方は多いと思いますが、立っているときにも意識をしてみましょう。片脚の膝をちょっとだけ内側に向けると立ち姿がキレイに見えます。
 このとき、力を入れるのは腹筋です。お腹を引き上げて、片脚をちょっと内股にして引き上げる。右脚でも左脚でも、楽だと思うほうで大丈夫です。ほんの少しの意識で、全く違って見えます。

――写真を撮るときに、キレイに見えるポージングはありますか。

 写真を撮るときには、上半身に少し角度をつけるのがコツです。カメラに向かって身体を真正面にすると、隙があるように見えてしまうけど、片方の肩を少し後ろに下げると、すごく綺麗に見えますよ。身体の角度は正面に対して45度くらいのでしょうか。つけすぎてもバランスがよくないので、少しだけ。
 顎は、人によって似合う角度や方向があるので、鏡を見ながら自分のベストな見え方を探してみましょう。
 意識するのは、言ってみれば「身体の行き場がないところをなくす」ことでしょうか。鏡を見て不自然な箇所をなくすように研究をするのがいいかもしれません。例えば、鏡を見たときに、腕がだらーんとしてかっこよくないようであれば、上半身の角度をつけてから、「肘はこの角度で曲げて手はここに置いて」というように、自然にハマる角度が見つかるはずです。
 椅子に座って撮るなら、肩を下ろして肘も楽にして、手は脚の上の自然に置ける位置に置くのがいいでしょう。脚は、やり場がなければ組んでしまってもいいかもしれません。

片膝を曲げる!
これはまさしく Perfume の良くやる ポーズですね。
RG もネタで歌ってましたw
でも、ライブのMC中は あ~ちゃん 仁王立ちが多いですけどねw


18日目

Perfumeの全楽曲を手がけるMIKIKOが考える、ダンススキルよりも重要な振付師の能力

MIKIKOさん2月毎日更新 Q18.振付師にはどんな能力が求められるのでしょうか?



MIKIKOさんの振付や演出を見たことがきっかけで、「振付師」という仕事を初めて知った、という方も少なくないのではないでしょうか。振付師に必要な資質とは――。



踊り手の性格やコンディションに気を配るデリケートな仕事

 振付師とひと言で言っても、いろんなタイプの方がいらっしゃるので簡単には言えませんが、基本的には、動きを構成する能力やそれを説明する能力、振付をつくるうえでの想像力、観察力……などでしょうか。私個人として大切だと思うのは、ステージに立つ人の気持ちに寄り添うことができるかどうか、ですね。

 ステージに出ない側は「もっとこうしなさい」なんて、いくらでも言えますよね。でも、ステージに出る側の気持ちをわかった上で、その時乗り越えられるハードルを設定してアドバイスをしないといけないと思っています。厳しく伝える指導力も必要だし、振付する相手によって伝え方を変えていく、柔軟性も必要です。
 伝え方を変えるというのは、「この子は厳しくしたほうが伸びるタイプだな」という性格的なところから様子を見て伝えたり。「今日は疲れているから、これくらいにしておこう」というような、相手のコンディションを見て伝えるということまで。デリケートな仕事だと思います。
 振りを渡すときも、「今のタイミングで振付を始めようか、ちょっと雑談をしてから始めようか」というように、タイミングを見ることもあります。踊る本人が疲れていると、振りが入らないこともありますから。1回リセットしてから振りを入れたほうがいいこともあるんですよね。
 そういったことは、振付全般に言えるというよりも、私の仕事のやり方において大事にしていることですね。踊り手としっかり向き合って、時間をかけて踊りを作っていく、というやり方が好きなんです。

やはり教える時に、性格を見たりすると。
例の のっち は褒めて伸ばす、ってやつですね。
あと、その子の気持ちに、立場になって考える。
優しくしすぎるのもいけないと思うけど、その辺のさじ加減が難しいんでしょう。


19日目

「流行り廃りではなく“本物”が残っていく」Perfume の振付師・MIKIKO がエンターテイメントの今を語る

MIKIKOさん2月毎日更新 Q19.近年、「J-POP の勢いがない」と言われることもありますが、音楽の現場に身をおいている MIKIKO さんはどうお考えになりますか?



CD が売れない、爆発的なヒット曲がなかなか生まれない......など苦しい状況が続く日本の音楽業界。そんな音楽の現場に身を置き、数々のアーティストの振付・演出を行う MIKIKO さんの目から見た現状と課題とは。



ライブでいかに観客の心を動かせるかがより重要になってきた

 個人的な意見としては「勢いがない」とはまったく思いません。
 私の周りのアーティストは皆、良い音楽を生み出そうと情熱をかけていらっしゃるし、実際に素晴らしい楽曲もたくさん生まれていると思います。
 ただ、誰でも簡単に発信出来る世の中だからこそ、生で観て体験する「ライブ」でいかに心を動かせられるかが、より如実になってきている印象もあります。

 日本のライブシーンもいろんな技術が進化して、「派手」で「かっこいい」ライブはちょっと頑張れば作れるのかもしれないけれど、そこに立つアーティストの技量がくっきり浮き彫りになるので、演出過多なことが逆効果な場合もある気がします。
 作る側と立つ側の力量がイコールであること、観せる側と観る側の熱量がイコールになること、色んな奇跡が重なって感動が生まれる。流行り廃りではなく、「本物」が残っていく、怖くもあり神聖な場所です。
 この時代だからこそやりがいがあると私は思っていて、流行らせるための音楽、ではなく本当にいい音楽を本気で楽しんで表現すれば、絶対に世の中に届くんだ!って信じています。
 とくに振付という身体表現に関しては、粛々とトレーニングを積み重ね、その体に日々の想いを乗せて届ける世界。それは昔も今もそして未来も変わらないやり方をするしかないので、この時代だからこそブレず、音楽と向き合いたいですね。


ライブでいかに観客の心を動かせるか?
本物が残っていく。
Perfume は本物だった、ということですね!
まだ GAME の頃はそこまで思えなかったけど、最近はもう、本物と言い切れます!


20日目

「引き算の美学を学んだ」Perfumeダンスを生んだ演出振付家・MIKIKOが影響されたアーティスト

MIKIKOさん2月毎日更新 Q20.MIKIKOさんの演出観に影響を与えたアーティストは誰ですか?



広島ではアクターズスクールの発表会のために年間60曲もの振付を手がけたり、ニューヨークでの留学時代にはさまざまなショーを観に行っていたというMIKIKOさん。数多くの音楽や演目に触れてきた彼女が最も影響を受けたのは、あの名作映画の演出を手がけた人物だそう。



『キャバレー』『オール・ザット・ジャズ』のボブ・フォッシーがすごい

 今から10年ほど前、ニューヨークに振付の勉強に行く前までは、その時の流行りの洋楽のミュージックビデオをよく見ていました。そのときは私自身ヒップホップを踊っていたので、「ビヨンセのライブはこんなふうにやってるんだ」とか。ちょうどその頃、アメリカ映画の『シカゴ』が日本に入ってくるタイミングで、アミューズの大里会長にミュージカル『シカゴ』の演目を演出してほしいと言われたんです。それがきっかけで、古いミュージカル映画を見るようになりました。

 そこで行き着いたのが、『キャバレー』や、『オール・ザット・ジャズ』といったクラシック映画。ボブ・フォッシーという振付家が演出した映画たちです。私が最も影響を受けているアーティストは、このボブ・フォッシーだと思います。
 彼はとにかく「引き算」が上手。観客に背中を向けて、首だけ右を向き、あごの角度をちょっと上げるだけでかっこよくキメてしまう。「そんな音の取り方があったんだ!」と新鮮な驚きをくれます。彼のような古い時代の演出家から影響を受けたことを、ヒップホップのような今の音楽に掛け合わせる楽しさを知ってから、すごく世界が広がりました。私にとって大きな転機ですね。

——古いものを今のものに掛け合わせる、オリジナルな目線ですよね。

 ボブ・フォッシーは舞台からの目線だけでなく、カメラを通しての目線も意識しているので、すごく立体的な演出なんです。舞台では一方向から見られるものですが、映画ではより広い空間が意識されているので、その体の角度を学んだり。すごく影響を受けています。

——MIKIKOさんの振付にはどのように生かされていますか?

 いろんなところに出ています。例えば、指の動きが多いのもボブ・フォッシーの影響だと思います。それから、なるべく踊ってないように見せかけるけど、動きがピリリと効いてる「引き算の美学」は常に意識しています。そしてそれを実現するには、踊り手のテクニックが必要なんです。だから、彼の使ってるダンサーはすごく上手な人たちが多いんですよ。


なんと、昔 Perfume がやった、シカゴ!
そんな理由があっての演目だったんですね!
あ~ちゃん はなんか良くわからなかったみたいだけどw


21日目

リオ五輪閉会式 演出振付家・MIKIKOが椎名林檎らと話し合った日本人らしい「クールさ」とは

MIKIKOさん2月毎日更新 Q21.MIKIKOさんは海外での公演も多く行われていますが、日本のダンスやパフォーマンスは世界に通用すると思いますか?



昨年夏のリオ五輪閉会式、安倍首相が「スーパーマリオブラザーズ」のマリオに扮して登場したことでも話題になりました。オリンピック旗・パラリンピック旗を引き継ぐフラッグハンドオーバーセレモニーの企画・演出に携わった演出振付家のMIKIKOさんが、椎名林檎さんらと議論した「日本人らしいクールさ」とは。



難しいことを涼しい顔で披露するのが日本人らしいかっこよさ

 日本は昔から海外に対する憧れがすごく強かった。だから一生懸命研究して、フォローしてきたら、いつのまにかきちんと超えられていた、という印象があります。それは、研究熱心なところや、細部にとことんこだわるところ、丁寧さなどが日本人は秀でているからだと思いますけど。

 日本人らしい演出といえば、リオ五輪閉会式のフラッグハンドオーバーセレモニー。日本人としてどんな演出にするべきか議論をしていたときに、椎名林檎さんから“江戸前”というテーマが上げられて。作品を作っている過程や、心の中はぐつぐつと燃えたぎっているんだけど、お披露目するときにはその苦労を見せずに、すっと、さりげなく発表する。“とっぽさ”とでも言いますか。丁寧に丁寧に作って、隅々までホコリを取って、でもその苦労は一切見せない。「何も難しいことはしてませんけど?」なんて涼しい顔をしている。もちろん一生懸命作るわけですが、その舞台裏は見せずに、難なくやってのけてしまうような。そういう、頑張っている感がバレてしまう方がダサいという感覚が “江戸前”なんじゃないか、と話し合いました。

 最近は“クールジャパン”なんて言われますが、そもそも「クールとは何か」という話にもなって。アメリカ人の思う日本の「クール」って、日本茶を飲んだときのすっきりした喉越しのようなものなんだとか。そのすっきりした喉越しは、茶葉を摘んで、炒って、たくさんの工程を経ることで初めて完成する。それがとても「クール」なんですって。あるいは、出汁から取るお味噌汁みたいなもの。その裏の工程をこれ見よがしに見せるのではなく、昔からある「お茶はこうやってお出しするものですから」というしきたりに従って、おもてなしのためにお客様に出すもので。
 だから、どうなっているのかという裏の仕掛けはわからなくていいけど、手間暇をかけた喉越しのようなものがきちんと伝わる8分間にしたい、ということが、フラッグハンドオーバーセレモニーの裏にあった気持ちでした。忍者の忍法も、仕掛けは簡単なのに、それをわからなくする技術が重要だったりしますよね。日本人のパフォーマンスは、そういうことが秀でていると思うんです。

通用するか?っていうか、既に通用していると思いますけどね?(^^)


22日目

演出振付家・MIKIKO「たった0.5秒の間でお客さんの拍手が変わる」コンサート演出の真髄を語る

MIKIKOさん2月毎日更新 Q22.コンサートなど、舞台演出のおもしろさはどんなところにあると思いますか。



PerfumeやBABYMETALなど、数万人規模のコンサートの演出を手掛ける演出振付家のMIKIKOさん。舞台演出のおもしろさに気付き、はまってしまったのだそう。その理由を伺いました。



一番の舞台装置は満員のお客さん

 本番一発勝負の生ものならではの、“見えないものを操る”ということでしょうか。ざっくりした構成は頭のなかで作れますが、ちょっとした細部の工夫が生きたかどうかって、やっぱりお客さんが入った本番のステージに行かないとわからないことなので。

 例えば、曲と曲との間にたった0.5秒の間をつくるとか、暗転するタイミングをほんの少しだけ早くするとか。そうした細かな演出をわずかに変えるだけで、お客さんの拍手の数が全然違うことがあるんです。コンサート自体の大きな構成は、自分の頭の中で考えることですが、予測できない細部のことがコンサートの流れを大きく変えることがある。
 大規模なコンサートだからこそ、小さな小さな工夫が考えられないくらい大きな効果を生み出すんだって知ってからは、舞台演出のおもしろさから抜け出せなくなりましたね。そうした間やお客さんの反応は、5回公演があったら、5回とも違うんです。だから永遠に修正ができるものでもあるし、永遠に答えがないものなんだな、と思います。
 それから、お客さんの存在ってものすごく大きくて、いるのといないのとでは全く違うんです。スタッフから言われた印象的な言葉があって。「どんな舞台装置を組んでも組まなくても、一番の舞台装置は満員のお客さんだから」って言われたんです。「お客さんが入ったらそれが舞台装置になるから、お客さんが入っていないときに思うこととは全然違うからね」って。まさにその通りなんです。お客さんがいないと、舞台というのは完成しないんですよね。

一番の舞台装置は満員のお客さん!
0.5秒の間!
深いです!
確かに、ちょっと間が空くと気分がワーー!っと高揚すること、あると思います(^^)


23日目

Perfume初めての東京ドーム公演はピンチの連続だった 演出振付家・MIKIKOが明かす当時の苦悩

MIKIKOさん2月毎日更新 Q23.手がけたなかでとくに印象に残っている公演はありますか?



東京ドーム公演や海外公演など、大小さまざまな会場の公演を手がける演出振付家のMIKIKOさん。会場の大きさに苦労したこともあるようで……。



5万人のなかにポツンと立つ3人を引き立たせた、東京ドーム公演

 もともと振付をメインに活動していた私が初めて演出に携わったのは、2005年です。地元の広島で『DRESS CODE』という舞台で演出、振付、脚本、キャスティングなどすべてを手掛けました。

 それから何度も演出をしていますが、毎回「どうしてこんなに大変なことばかり起きるんだろう!?」って思いながらやっています。海外公演で一度もリハーサルができないとか、ピンチな状況しかありません(笑)。
 2010年に行った、Perfumeの初めての東京ドーム公演、このときもある意味ピンチだったんです。過去にドームの演出を経験しているスタッフにも「バックバンドもバックダンサーもいなくて、3人だけで東京ドームに立つなんてありえない」と言われていました。でも、過去の公演にもプロモーションビデオにも登場したことがないバックダンサーをドームだからといって突然出すのも違和感があるし、中田(ヤスタカ)さんの音楽に、バンドを付けるのも違和感がありますよね。
 これを乗り越えられたのは、会場を大きく見せるのではなく、Perfumeの3人をいかに拡張して見せられるか、そしてある瞬間だけにライトをキュッとしぼって当てて、“ポツン”と見せることで、3人だけでドームに立っているんだということを伝えようと思ったからです。だからこそ、3人を見つめる5万人がその事実に気がついた瞬間「わあっ」と感動する瞬間を生み出すことができた。そんな風に、“3人しかいないことを逆手に取ろう”と考えられるようになったことでだいぶ視野が広くなりました。どんな状況でも、見せ方はいろいろあるってことに気づけましたし。発想の転換と言いますか。
 本番前に、通しで行う“ゲネプロ”というリハーサルがあって。アーティストは実際の衣装を着て、テクニカル面のリハーサルも本番さながらにする、お客さんがいない本番のようなものですね。このゲネプロをするとき、私は毎回「ああ、私は演出を間違った。この公演は大失敗だ」って思うんです。「これでもうやめよう」って、本当に毎回思うんですよ。でも、「お客さんが一番の舞台装置」とスタッフが言ってくれた言葉のとおり、シンプルに思えたステージもお客さんが会場に入ると全く違って見えて。舞台の一部であるお客さんなしには、公演は完成しないんです。

3人だけのドーム・・・実際に観た人は分かると思うんですが、何かあったら儚く散ってしまいそうな3人
初ドームで、1日のみの失敗の許されない状況、っていうので、本当に見るほうもハラハラでした。
今思うと、一番の神公演かもしれません(^^)


24日目

演出振付家MIKIKOが春の新作公演の見どころを語る「観る視点によって変わっていくものを作りたい」

MIKIKOさん2月毎日更新 Q24.4月に発表される「ELEVENPLAY」の新作はどんな作品になりますか?



4月15日(土)、16日(日)の2日間限定でダンスカンパニー「ELEVENPLAY」と「Rhizomatiks Research」のコラボレーション・ワークが公開されることが先日、発表されました。いったいどんなステージになるのか、同ダンスカンパニー主宰の演出振付家・MIKIKOさんにお話を伺いました。



劇場ではなくギャラリーだからこそできる表現を

 4月15日(土)から東京ドームシティにオープンするGarally Aamo(ギャラリーアーモ)のこけら落としとして、「Rhizomatiks Reseach(ライゾマティクスリサーチ)」と「ELEVENPLAY」で新作を発表します。
 いわゆる劇場ではなくギャラリーという空間でのダンスインスタレーションなので、そういう場所でしかできない展示作品を考えています。

 規則的な空間にダンサーが入ることによって不規則を作っていき、流れを記述していく。そういった『規則と不規則の連続体』や『光とダンサーの共演』をテーマにただいま鋭意制作中です。
 観覧者の方が、観る視点によって観えるものが変わってくるように回遊しながら作品を観るようなものできたらいいなと考えています。
 今回は4月15日(土)と16日(日)に1日3回ずつ、計6回の公演を行います。
 果たしてどんな新作になるか、本番まで分かりませんし、ライゾマさんは永遠にアップデートし続けるので6回とも違った見え方になってくるのではないかと期待しています。
 今回は2日間だけの限定公演ですので、ぜひギャラリーに足を運んで体感していただきたいです。会場でお会い出来るのを楽しみにしています。

これは興味あったんですが、なかなか東京まで行けないので・・・
映像で観れるとありがたいんですが、どうでしょう(^_^;)


25日目

「2度目のドーム公演で作り方を理解できた」Perfumeの振付師・MIKIKOが情熱をかけた3作品を振り返る

MIKIKOさん2月毎日更新 Q25.これまでにMIKIKOさんが演出・振付を手掛けた作品のなかから、お気に入りベスト3を挙げるとすれば?



元々広島のアクターズスクールで生徒に振付を教えていたMIKIKOさん。2005年に発表した初めての演出作品の舞台『DRESS CODE』、PerfumeやBABYMETALの振付やコンサート、テレビCM、ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」での作品、2016年のリオ五輪閉会式や「逃げ恥」の恋ダンス……数百にものぼるというすべての作品の中から、3作品を選んでいただきました。



作っている過程がとくに印象に残る3つの作品

 広島時代から考えると、今まで何作品作ってきたんでしょうね。データを取っておけばよかった(笑)。3つ挙げるとしたら、ひとつ目は広島で脚本から演出まですべてを手がけた『DRESS CODE』(2005年)。ふたつ目は、もう1度そういうことをライフワークとしてやりたいと思って立ち上げた「ELEVENPLAY」というカンパニーで作った『MOSAIC』(2014年)。3つ目は、Perfumeのドーム公演『LEVEL3』(2013年)ですね。お気に入りというか、思い入れの深いものです。
 ひとつ目の『DRESS CODE』は、自分がダンサーから振付・演出へと役割を変えた、転機となった作品です。作る側のおもしろさを一気に知りました。ここから演出振付家の人生が始まったんですよね。そういう意味でも一番印象に残っているし、このときに注いだ情熱は、今の自分がやっていることと比べる材料でもあります。あのときと比べて、自分は限界までやれているのか、ということを。
 『MOSAIC』は、立ち上げたダンスカンパニー「ELEVENPLAY」がかたちになった公演です。私が演出振付をするとき、踊ってほしい相手には、すごく時間をかけて訓練して伝えていかないと、なかなか納得がいくまでできなかったりするんです。それで、広島時代に教えていたダンサーを中心に、一からメンバーを集めて、時間をともにして、育てて……という、やりたかったことをやっとやり始められたのが『MOSAIC』でした。そういう意味で、すごく印象に残っています。
 『LEVEL3』は、Perfumeの2度目の東京ドーム公演です。2010年の最初のドーム公演の時にも、もちろんいろいろな意味での感動はありましたが、そのときに「もっとできる」と知ったんですね。ですのでこの2度目のときには、テクノロジーや映像の使い方も含めて、ドーム公演の作り方を理解できた実感がありました。3人の表現も、すごくスキルアップしていたのも感慨深かったです。
 この3作品が、とくに達成感のあった作品ですね。作る過程が印象に残っている、という意味もあるかもしれません。

ドーム LEVEL3 は圧巻でした!
初回ドームのハラハラさはどこへ行ったのか、立派で余裕のあるパフォーマンス!
ドームも狭く感じましたから!
本当に、素晴らしかった(^^)


26日目

Perfumeのステージはなぜいつも最先端テクノロジーが使われるのか? MIKIKOが語る演出のねらい

MIKIKOさん2月毎日更新 Q26.先端テクノロジーを常に演出に取り入れているのはなぜですか?



昨年末の紅白歌合戦でPerfumeのパフォーマンスが披露された際、デジタル空間と融合させた演出が話題になりました。最先端のデジタル技術を次々と採用しているのにはどんなねらいがあるのでしょうか。



ものすごい技術を作っているのが人間なんだってわかった瞬間ゾクッとする

 最先端ということに、別にこだわっているわけではないんです。観ている側からすれば、次々に新しいものをやっている、という印象なのかもしれませんが、私にとっては、あくまで「踊っている人を際立たせるためのテクノロジー」なんです。

 おもしろいことに、演出にテクノロジーを加えてみると、人間の凄みがさらに際立ってくることがあって。その瞬間のすごみの極地に行きたくて、テクノロジーの力を借りています。Perfumeのドーム公演などもそうです。デジタル技術をたくさん使って一見最先端なことをしているように見えると思いますが、実は踊っているのも、プログラムをしたのも、オペレーションをしているのも人間で、全部人間の手がやっていることなんです。だから観た人には「こんなにすごいことを作っているのが人間なんだ、コンピューターじゃないんだ」ってわかった瞬間、ゾクゾクッと鳥肌が立つ感覚を味わってもらえるじゃないかなと。
 近頃は「人工知能」なんていうのも話題になっていますけど、人工知能にだってできないことがある。そんなにすごいものを作り出すのも人の力なんだよって言うための対比としてテクノロジーを使っているところがあります。
 もともと私自身はテクノロジーには詳しくありません。演出でいつもご協力くださっているRhizomatiks Research(ライゾマティクス リサーチ)のみなさんなど、詳しいお仲間がいるので、教えてもらいながら、技術をどう使ったらパフォーマンスがおもしろく見えるのかを考えています。

真鍋さんも言ってましたが、技術だけだと見せられない、演出があってこそ、と。
本当に、Team Perfume は奇跡のコラボです。


27日目

リオ五輪閉会式「万が一、無線が飛ばなかったら……」演出振付家・MIKIKOが今だから明かせるリハーサルなしの舞台裏

MIKIKOさん2月毎日更新 Q27.リオ五輪閉会式で披露した、高度なテクノロジーと融合した演出はどのように作られたんですか?



「安倍マリオ」の登場などで話題を呼んだ、昨年夏に行われたリオ五輪閉会式のフラッグハンドオーバーセレモニー。なんと当日の会場ではリハーサルができなかったそうで……。衝撃の舞台裏を演出振付家のMIKIKOさんが明かしてくれました。



すべての要素が揃った演出を見られたのは本番だけだった

 どんな公演でも、「どんな技術を使うのか」ということを先に決めないと、装置を作れませんから、コンセプトが決まったらまずはそこから決めます。その公演で求められるお題と、会場の条件に合ったものはなんだろう?ということから考え始めます。

 フラッグハンドオーバーセレモニーで使った技術は、LEDのフレームと、AR映像の演出、そして床面映像です。そこから楽曲に合わせて、まずは振付を考えます。実寸を取った会場で、木の枠でLEDのフレームを模したものをダンサーに持って踊ってもらう。床面映像については、このときに“フレームがこの位置にくるので床が反応してください”とか、”青森の子たちが着地するタイミングがカウント4のときなので、床が引っ込んで見えるようにしてください、というようにお願いします。イメージとしては、真っ白い塗り絵の中にどんどん色を塗って行ってもらうイメージですね。

——苦労した点はありますか。

 当日の会場ではリハーサルができず、床面とフレームとダンサーという全要素を合わせて見られたのは本番だけでした。リハーサルができないので、ライゾマ(ティクスリサーチ)さんがシミュレーションアプリを作ってくれたんです。パソコン上で輝度を確認できるもので、床面の映像がこれくらいの明るさなので、フレームのLEDの光量は30%の明るさにしよう……というような。フレームが傾く瞬間に光がこう傾きます、というプログラムをシミュレーションするので、ダンサーはそれを見て、脳内で「こうなってるんだ」と想像することができる。そういうテクノロジーの使い方もあります。

——とてもリハーサルなしとは思えない、見事な演出でした。

 もちろん、綿密な練習とシュミレーションを重ねた上での本番ですが、リハーサルなし、という緊張感も視聴者に伝わったんだと思います。LEDのフレームは無線で制御されているんですが、万が一、無線が飛ばなかった場合には、ダンサーの耳のインカムで流れている「ワン、トゥー、ワントゥースリーフォー」というクリックの「フォー」のときにボタンを押すべし、というバックアッププランを準備していました。「万が一無線が飛ばないときは舞台監督から指示が入るから、そのときには押してね」とみんなにお願いして。怖いですよね(笑)。そうやって、本番が成功するようにたくさんのトラブルシューティングをしてバックアッププラン を準備してあの8分間に挑みました。

これは本当につも怖い、って思ってみてます。
NHK 紅白の生放送もそうだし、SXSW の一発勝負、更に、このTOKYO ショー も一発勝負だったと!
全世界が注目してる中ですからね!
プレッシャー半端無いと思います。
いつも成功して凄い事です!!!


ラスト!28日目

「ブロードウェイのような場所を」演出振付家・MIKIKOが目指す“日本人らしい”表現の未来

MIKIKOさん2月毎日更新 Q28.将来の夢を教えてください。



アーティストの振付・演出やCMの振付など、要求されたことに応える仕事としての表現のほかに、自らの理想を追求する表現の場を作ったMIKIKOさん。今、なにを目指し、どんな夢を描いているのでしょうか。



「日本であの公演を見たい」という目的だけで来てもらえるように

 自分らしい表現を追求する場所として、2005年に女性だけのダンス・カンパニー「ELEVENPLAY(イレブンプレイ)」を立ち上げました。その中には、『DRESS CODE』(編集注:MIKIKOさんが作・演出・振付の全てを手がけた舞台)で出てくれたメンバーもいます。彼女たちとは10年くらい一緒に切磋琢磨してきているんですが、『DRESS CODE』は彼女たちのよさを引き出すことを目指して作った舞台でした。私の表現の基礎は、今もそこにあります。
 ですから、『DRESS CODE』で実現したように、時間をしっかり共有できて、私の好みと言葉を理解できる人たちが体現してくれる場所を作りたかった。いただくお仕事では「この人にこの振付をお願いします」というお題に応えるので、それとは逆に、自分でお題を用意して自分が答える場所として「ELEVENPLAY」を結成しました。

 「ELEVENPLAY」では、今は一生懸命海外に出向いて公演をしたり、映像作品を作ってYouTubeで公開する、という活動をしています。長期的な展望としては、世界中の人に「ELEVEN PLAY」を知ってもらって、日本に見に来てもらえる場所を作りたいと思っています。世界中の人が、ブロードウェイやパリに公演を見に行きますよね。そんなふうに、「日本であの公演を見たい」という目的だけのために来てもらえるような場所を作りたい。
 「ELEVENPLAY」の海外公演ではすごくいい反応もいただけますし、手応えもあります。メディアアーティストの方たちも多く見にきてくださって、玄人受けする表現でもちゃんとコンセプトや意図を受け止めて評価していただけるので。ちょっとわかりにくい表現でも、今自分がやりたい表現を手加減なしに発表することができる。エンターテイメントの表現とはまったく違ったもので、私自身の好みは何なのか、何をやっていきたいのか、そうしたことを確かめる修行の場でもあります。
 でも、海外公演だとどうしても制約があるんです。機材や予算の関係で、海外用のコンパクトなセットにする必要があるので、本気を出しても日本でやっていることの何割かしかできない。本当は100%の力で見せたいといつも思っているんですが。日本でなら機材も人材も普段どおりに作ることができるので、恒常的に発表することが理想です。
 そのシアターは、「これぞ日本」という、かっこいいことを盛り込んだ場所にしたい。規模は小さくてもいいんです。「見たいのにチケットが取れない!」というような存在になりたい。その場所は、きちんとメディアアートと、ダンスと、音楽が融合した、“日本っぽい”表現の発表の場所。今の日本を感じる切り口のものを表現する場を作って行きたいと思っています。

ブロードウェイ のような場所を日本に!
壮大な夢ですよね!
MKIKO先生ならやってくれそうな気がします!
そして、その日には是非観に行きたい。

ELEVENPLAY でやりたい表現を手加減無くやる、っていうのは、中田さんにおける、CAPLULE みたいなもんで、
発散できるし、新しい発見もあるし、いいことですね!




以上、30問といいつつ、28問でしたが、なかなかレアな話も多く、舞台裏のことが色々聞けてよかったです!
MIKIKO先生も Perfume 同様、これからも応援したいです(^^)





最近の Perfume 関連

【TV】

■4/9(日)25:05~25:38
テレビ大阪 「パンセ」前編

 25:38~26:10
テレビ大阪 「パンセ」後編

■4/13(木)
25:35~26:05
テレビ和歌山 「パンセ」前編

■4/20(木)
25:35~26:05
テレビ和歌山 「パンセ」後編

■4/22(土)
16:15~
テレビせとうち(予定)2話連続で放送

24:30~25:00
奈良テレビ
4/22 「パンセ」前編

■4/29(土)
24:30~25:00
奈良テレビ
4/22 「パンセ」後編






【MAGAZINE】

■1/30(月) 「ROCKIN'ON JAPAN」 2017年3月号 
※撮り下ろし&インタビュー掲載

■2/3(金) 「音楽と人」 2017年3月号
※撮り下ろし&ソロインタビュー掲載

■2/8(水)「TV Bros.」 2017年2月11日号
※スペシャルショット&インタビュー掲載

■2/8(水)「anan」2017年2月15日号 
※表紙/撮り下ろし&巻頭インタビュー掲載

■3/8(水)「TV Bros.」 2017年3月11日号
※表紙/撮り下ろし&インタビュー掲載

■3/9(木)「TVガイドPERSON vol.55」
※撮り下ろし&インタビュー掲載

■3/15(水)「TV LIFE」7号
※撮り下ろし&インタビュー掲載

■3/22(水)「TV Bros.」 2017年3月25日号 NEW!!
※撮り下ろし&インタビュー掲載

■3/22(水)「TVガイド」3/31号 NEW!!
※撮り下ろし&インタビュー掲載

■3/24(金)「月刊ザテレビジョン」5月号 NEW!!
※撮り下ろし&インタビュー掲載

■3/28(火)「with」5月号 NEW!!
※撮り下ろし&インタビュー掲載




【RELEASE】

■Perfume 6th Tour 2016「COSMIC EXPLORER」
  2017/04/05 (水) Blu-ray & DVD Release 決定!!




【LIVE】

■「FM802 SPECIAL LIVE REQUESTAGE 15」 出演決定!!
  2017/4/29 (土) 大阪城ホール

■「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017」出演決定!!
  2017/5/14(日)大阪のみ

■Perfume FES!! 2017 ~前夜祭~ 
 2017/06/02(金)幕張メッセ
 電気グルーヴ

■Perfume FES!! 2017 
 2017/06/03(土)幕張メッセ
 チャットモンチー

■Amuse Fes in MAKUHARI 2017 - rediscover – 開催決定!!
 2017/06/04 (日)幕張メッセ
 高橋優、Perfume、flumpool、ポルノグラフィティ
WEAVER、阪本奨悟、さくら学院、Skoop On Somebody、藤原さくら、FLOW 
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[ 2017/04/10 00:07 ] WEB | TB(0) | CM(0)

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